建築様式の特徴

古代オリエント建築の特徴

■古代オリエント文明の時代背景と世界観 ギリシア語で「二つの河」を意味するメソポタミアでは、紀元前7000年頃には、ティグリス・ユーフラテス河が作り出した肥沃で平坦な地域に、人々が定住し農耕を始めていた。前3500年頃、シュメール人が...
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カルナック神殿

古代エジプトの王ファラオは、太陽神と一体化し生きた神となった。宗教儀式が重要視されるようになり、太陽神を祭る神殿が築かれる。壮大な広さと高さを誇る神殿は、見るものを威圧する荘厳な趣の中に、永遠性と神秘さを秘めている。 ■広大なカルナッ...
建築様式の特徴

古代エジプト建築の特徴

■古代エジプト文明の時代背景と世界観 周期的に起こるナイル河の氾濫が、周辺に肥沃な土壌と恵みを与える一方、天文学や測地学、幾何学など高度な知識と技術力を生みました。計画的な農業が可能となり、安定した生活を送ることができるようになり、集...
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サン・マルコ聖堂

中世、東方貿易で栄え、アドリア海の女王と称えられたヴェネツィア。その守護聖人として祀られた聖マルコの聖遺物を納めるサン・マルコ聖堂は、重なり合うクーポラと葱花形のアーチのファサードが印象的です。縦横の長さが等しいギリシア十字形平面の、交差部...
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アヤ・ソフィア

ビザンティン建築の最高傑作とも、奇跡とも讃えられるアヤ・ソフィア。ハギア・ソフィアとも呼ばれます。東ローマ帝国のキリスト教徒たちは、前回お話しした、旧ローマが築いた初期キリスト教会の二つの形式を融合させ、新しい独創的な教会堂を創造します。典...
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初期キリスト教会堂

キリスト教は、約300年もの間、ユダヤ教徒と古代ローマ帝国の激しい迫害と弾圧を受け、共同墓地であった地下墓窟(カタコンベ)や裕福な信徒の住宅内で、密やかに潜伏しながら信仰が続けられた。313年、コンスタンティヌス帝(西方正帝)とリキニウス帝...
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ヴィッラ・アドリアーナ

第14代ローマ皇帝ハドリアヌス帝は、ローマを見渡せるティヴォリの緑豊かな丘陵地に、壮大な別荘『ヴィッラ・アドリアーナ』を自ら設計して建てたという。エジプト、ギリシャを含む帝国領土内の美を再現した当時の建築コレクションであり、皇帝が晩年の数年...
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シュレーダー邸

レンガ造の家が建ち並び中世の佇まいを残すオランダの街ユトレヒト、その一角に世界一小さな世界遺産といわれる住宅、シュレーダー邸があります。ピエト・モンドリアンの抽象絵画を三次元化し、デ・スティル派の理念を具現化した建築、あるいは、家具のような...
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ヴィラ・ロトンダ

「美とは、フォルム、そして全体の調和から生まれるものである」 アンドレア・パラディオが設計し、1567年に建てられたヴィラ・ロトンダは、四面とも全く同じファサードで厳格な二軸対称性にもかかわらず、イオニア式の優美な列柱と抑制された簡素...
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タージ・マハル

完全に左右対称な形態と完璧なプロポーションをもつ白亜の殿堂、タージ・マハル。30年前、初めて対面した時に受けた衝撃的な感動が、今でも蘇ります。太陽の光を浴びて白く輝く圧倒的な美しさは、脳裏から離れることがありません。その華麗な姿の秘密を、今...
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